フィルム文化を存続させる会

8ミリを代表とするフィルム文化衰退への対抗策を考える
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On the Border of Cinema and Painting : REDUX

大久保賢一さんが企画した“絵画と映画の境界線”をテーマにした
短編作品上映会のお知らせです。

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押井守いわく。「すべての映画はアニメである」。同感です。
では、絵画と映画と、仮にそう分けられている作品、両者の境界はどこにあるのか。
そんな考えから、渋谷のUPLINKで上映企画をやります。


《 On the Border of Cinema and Painting : REDUX 》
12/19(土)から12/22(火)まで4日間。2時間の実験映画プログラム上映。
トークもあります。
 

今年のカンヌ映画祭監督週間で新作「KARAOKE」を上映したクリス・チョンの「BLOCK B」 、
9月のトロント映画祭で大きな注目を集めたT.Marie の新作「010101」(一分一秒一コマのデジタル抽象画)、 牧野貴の新作短篇(バウスの爆音レイトで発表した長篇「The World」は年明けのロッテルダムへ。渋谷ではその後の短篇を)、
多摩美八王子絵画卒の山田園子のペインティングアニメ2作品もUPLINKの後、ロッテルダムで上映されます。
ロッテルダム、トロント等で作品が上映されてきた多摩美上野毛映像演劇卒の園田枝里子の新作は渋谷でワールドプレミア。 多くの国の映画祭、美術館で上映されてきた石田尚志さん、松山由維子さんの作品も。

トークは松本俊夫さん、牧野さん、石田さん、松山さんら。
ぜひおいでください。

「 世の中に『映画』として流通しているものが、まるで動きのスリルを欠いた退屈な絵の並列であることが多い。そして同時にフィックスのショットで撮影された画面がとてつもなくスリリングな時間を描いていることも我々は体験してきた。そして実験映画には、絵画との境界線で刺戟的な時間を生み出している作品が少なからず存在する。思うに、絵画が『静止』している、という常識は間違っているのではないか。
 絵画の作家も、描きながら記憶とイメージの微細で激しい編集を行っている。鑑賞者もまたタブローから脳髄までの距離で『見る』という編集を行う。そこにはまばたきという編集機能も大きく介在する。
 そのように、絵画について、そして『動くもの』とされてきた映画について考えるきっかけになった映像作品を上映したいと考えたのが、今年2月の恵比寿映像祭で組んだ《映画と絵画の境界線上で》というプログラムだった。今回のREDUX(帰ってきた)は、そのプログラムの作家たちの新作や音響ライブ版に加え、海外での評価も高い日本最高の作家たちに加わってもらいました。映像と音響、作品によってはサイレントという企図も含め、動くこと/静止、記憶と身体、時間と距離、マテリアルとイメージについての思考を強く刺戟するこの場を体験していただきたいと思っています」(大久保賢一)
                            
プログラム
《デジタル》
●T.Marie
OPTRA FIELD 1〜4の四作 (2007〜2008) B&W/サイレント 14' 
新作 010101 (2009) サイレント  1'1"+ 1コマ 
●Jess MacNeil
The Shape of Between(2006) 音響Marcus Kaiser 12'59"
●山田園子 
WASH (2008)2'17"   family (2009) 5'41" 
●園田枝里子 
新作 ランドスケープ,セミサラウンド (2009) 10’
●牧野貴  
新作 Low Storm (2009)15' 音楽 Lawrence English
計 58’58” 

《16mm フィルム》
●石田尚志  部屋/形態 (Gestalt ) (1999)  7'
●松山由維子   花   (2004)   5'30"
●Vanessa O'Neill 
burren  (2007)B&W   12'30"  
Suspension (2008) カラー/B&W  サイレント 10' 映写機2台
16mm 計 35’

ライブ音響による上映
●Chris Chong Chan Fui Block B (2008) 20' DV上映(オリジナルは35mmフィルム)
音響担当の森永泰弘によるライブ

総計 113’58”


12/19(土)
18:30開場/19:00開演/21:00トーク 
               ゲスト:石田尚志(映像作家・美術家)、松山由維子(映像作家)
12/20(日)
 1)15:30開場/16:00開演    
 2)18:30開場/19:00開演/21:00トーク  ゲスト:牧野貴 (映像作家)
12/21(月)
 18:30開場/19:00開演/21:00トーク ゲスト: 松本俊夫(映像作家・批評家)
12/22(火)
 18:30開場/19:00開演/21:00トーク  ゲスト:森永泰弘(「BLOCK B」音響担当)
    
●開場時間は開演時間の30分前です。●料金:¥1,500(1ドリンク付)
●会場UPLINK FACTORY (〒150-0042東京都渋谷区宇田川町37-18
トツネビル1F  tel.03-6825-5502  http://www.uplink.co.jp/factory/ )

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by film-expression | 2009-12-12 19:54 | イベント

映画フィルムの魅力、発見・再見

フィルム文化を存続させる会が、協力する上映会&シンポジウムのお知らせです。
是非ご参加下さい。

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小金井アートフル・アクション! 光とフィルムの映像表現ワークショップ Part3 
「映画フィルムの魅力、発見・再見! 〜 上映会&シンポジウム」

1960〜70年代にかけて家族の記録として普及した8ミリ映画も、1980年に入ってからホームビデオの登場で需要は激減した。メーカーがカメラや映写機を次々と生産中止とするなか、映画の魅力に取りつかれ たホームムービーのユーザーや独自の表現を試みる映像作家たちは、現在でも映画フィルムにこだわって作品を制作している。「光とフィルムの映像表現ワークショップ Part3」では、8ミリフィルム、16ミリフィルムを使って個人をベースに制作された ホームムービー、ドキュメンタリー、実験的な作品を上映いたします。 1940〜60年代に制作されたアメリカのアヴァンギャルド映画の特別上映や、「フィルムを残していくこと」をテーマに、映画監督や評論家が参加するシンポジウムも開催いたします。
デジタル映像とは違った、映画フィルムの優しくて柔らかい画面をご堪 能ください。

■日時:2009年12月 6日(日) 12:00〜 20:00
■会場:小金井市公民館 本館 4F 視聴覚室(東京都小金井市中町4-15-14)
■定員:各回70名

*Aプログラム「いまも残る8ミリフィルムのかたち」
■12:00〜13:00 ■参加費/無料
8ミリフィルムで作品をつくることがますます困難になった現在でも、 8ミリというメディアにリスペクトした小金井在住作家、8mmFILM小金井街道プロジェクトのメンバー(新宅謙吾、清成晋太郎、堀江 武、藤山正直、水由湧、片山 薫)による8ミリフィルム作品集を上映します。
●瞬息……水由 章(1997年、3分、8mm)
●瞬息8……水由 章(2005年、3分、8mm)
市民から寄贈された、50年前の小金井市桜町を記録した貴重なフィルムも特別に上映します。
●桜町の記録……小野 明(1959年3月・5 月、5分、8mm・レギュラー)


*Bプログラム「8ミリによる真摯な眼差し」
■13:30〜14:50 ■参加費/500円
●草とり草紙……福田克彦(1985年、80分、16mmFILM(オリジナル8mm))


*シンポジウム「観る行為と撮る行為〜フィルムを残すことについて」
■15:00〜16:30 ■参加費/無料

パネリスト:大久保賢一(映画評論家)、山崎 博(写真家)、 黒川芳朱(映像作家)、七里 圭(映画監督)、モデレータ:水由 章(映画作家)

*Cプログラム「映画フィルムという魔力」
■17:00〜18:30 ■参加費/500円 ■16 mmフィルム
●エンゼル……辻 直之(2008年、6分)
●UN RELATIF HORAIRE NO.4/時間的相対……太田 曜 (1980年、5分)
●AQUARIUM……川口 肇(1991年、6分)
●MOTION……山崎 博(1979年、5分)
●MARCHING ON……末岡一郎(2009年、10分)
●流れるように 紡ぐように……水由 章(2009年、 6分)
●イコノクラスムNO.1……黒川芳朱(1999年、12分)


*Dプログラム「1940〜60年代アメリカのアヴァンギャル ド映画」
■19:00〜20:00 ■参加費/無料 ■16mmフィルム
●ラジオ・ダイナミクス……オスカー・フィッシンガー(1942 年、4分)
●サイエンス・フリクション……スタン・ヴァンダビーク(1959 年、10分)
●陸地にて……マヤ・デレン(1944年、15分)
●弥撤(ミサ)……ブルース・ベイリー(1963-64年、24分)
●プース・モーメント……ケネス・アンガー(1948年、3分)
●ワンダーリング……スタン・ブラッケージ(1955年、4分)
(作品提供:東京アメリカンセンター)


■お問い合わせは、8mmFILM小金井街道プロジェクトまで、お気軽にどうぞ。
 メール 8mmkoganei@gmail.com


主催:8mmFILM小金井街道プロジェクト
   小金井アートフル・アクション!実行委員会 http:// artfullaction.net/

協力: フィルム文化を存続させる会 東京アメリカンセンター
   ミストラルジャパン One's Eyes Film

助成 : 平成21年度文化庁「文化芸術による創造のまち」支援事業
*この事業は、小金井市芸術文化振興計画推進事業です。
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by film-expression | 2009-11-28 22:53 | イベント

Starting from Scratch in Rotterdam

スターティング・フロム・スクラッチ in ロッテルダム
Starting from Scratch in Rotterdam

今年のロッテルダム国際映画祭で上映された、日本の実験的な8ミリ・16ミリ映画を上映します。デジタルでは表現できない、フィルムメディアの魅力をご堪能下さい!

2008年4月4日(金) 19:00 START
料金:1,000円
会場:なかのZERO視聴覚ホール TEL:03-5340-5000
(東京都中野区中野2−9−7/中野駅南口から徒歩8分)
主催:MALTESE CROSSE VISION、One's Eyes Film
協力:大久保賢一、フィルム・メーカーズ・フィールド、MISTRAL JAPAN、フィルム文化を存続させる会
問合せ:TEL:042-380-8270(One's Eyes Film)/info@mistral-japan.co.jp


上映作品
◆16mmプログラム (4作品・32分)
W8は16ミリ  奥山順市 16mm 11min. sound 2006
FILM-FILM #4_Roll  大島慶太郎 16mm  4.5min. silent 2004
INCLINED HORIZON  太田曜 16mm 8min. sound 2007
夢代九  能登勝 16mm 8.5min. silent 2001

全てハンドプロセッシング(自家現像など)による16ミリフィルム映画作品4本。実験映画のパイオニア、奥山順市、目を疑う程美しい自家現像映画、能登勝、デジタルも融合、若手作家の大島慶太郎、フランスでは日本の実験映画を紹介しているが、オランダへは初めて行った太田曜。(太田 曜)

◆8mmプログラム(17作品・73分)
Sketch Film #4  西川智也 8mm 3min. silent 2007 
えくおとさず  黄木優寿 8mm 23min. silent 2002~2004
(光の栖/yacht dance/電離層から/蜉蝣鏡/牧童の戴冠式/かはたれの庭/O氏の夢)
明日があるさ  前田敏行 8mm 3min. sound 1994
郊外へ  前田敏行 8mm 3min. sound 2001
東京 8mm/写真/機  前田敏行 8mm 3min. silent 2007
世界/6 eyelids  川口肇 8mm 3min. silent 2001
suginami-green  川口肇 8mm 3min. silent 2007 
思い出の白州  川口肇 8mm 3min. silent 2007
print8  能登勝 8mm 3min. silent 2001
車窓より  大橋勝 8mm 3min. sound 1998
窓辺の人  大橋勝 8mm 3min. silent 2007
子どものアリエッタ  片山薫 8mm 3min. sound 1998/2007 
瞬息シリーズ  水由章 8mm 17min. silent 1997〜2007 
(瞬息1/瞬息4/瞬息5/瞬息8/瞬息9)

“Japanese 8mm Kicks Ass Beautiful”と映画祭で題された作品群は、8ミリの独特の質感、フィルム ラチチュードの広さ、自らで加工できるメディアの特性を活かしている。8ミリカメラの動きを視覚的に操る西川、ノーカット カメラ内編集の黄木・水由、スチルカメラ的視点で東京を捉え続ける前田、日中のバルブ撮影を試みる川口、自家現像を駆使する大橋・能登、8ミリで日々の雑感と社会を撮る片山。(水由 章)


 ベルリン映画祭の直前、1月から2月にかけて開催されるロッテルダム映画祭は、世界のインディペンデント映画の後ろ盾として、作家たちに最も信頼されている映画祭だ。
 映画館の若いスタッフだったヒューバート・バルスが映画祭を立ち上げてから37年、彼の名前を冠した基金による制作援助は陳凱歌の91年作品「人生は 琴の弦のように」から始まり、エリア・スレイマン、ガリン・ヌグロホ、王兵ら現在では著名になった監督たちを新人の頃から支えてきた。「シネマート」という部門は、秋に作品企画を募集し、映画祭期間中に出資者との面談がセットされる。
 ヨーロッパ、アジア、中南米の監督たちが多くの基金を受けて作品を製作することは当たり前になっているが、その先鞭をきったのがロッテルダム映画祭なのだ。香港や釜山などの映画祭の作家支援プログラムもロッテルダムが手本になった。今では、カンヌやベルリンでもロッテルダムのシンボルである虎のマークがついた作品が頻繁に上映されている。
 ロッテルダムは映画の歴史と地理の概念を刷新し、伝統的な「映画」の外へその領域を拡大することにエネルギーを注いでいる。インターネット上に発表される政治的メッセージとしての映画も、アーケードゲームやインスタレーションも、そして、太田曜氏、水由章氏のキュレーションによって我々が今回参加した8ミリや16ミリによる各国の「超インディペンデント」のプログラムも、映画とは何かを考える、ロッテルダムならではの刺戟的な企画だといえる。(大久保賢一)



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by film-expression | 2008-03-06 21:30 | イベント

PERSONAL FOCUS 2007番外篇

PERSONAL FOCUS 2007番外篇
3分間8ミリフィルムフェスティバル vol.20


全26作品が集まった番外編。
「山形国際ドキュメンタリー映画祭2007」に続く、東京での巡回上映会です。

1978年、フィルム・メーカーズ・フィールドは、地方都市福岡においてさえ誰もが映画(フィルム)を制作できる環境を作るべくパーソナルフォーカスを始動しました。初回から最盛期を経て現在に至るまで、8ミリフィルムを取り巻く状況は確実に悪化し続けたにもかかわらず、今回までに寄せられた作品は1000本を超えます。

8ミリフィルムは、なにものにも代え難い特質と美しさを持つメディアであると私たちは考えています。「8ミリ幅のちいさな映画」。消え去りつつある Angel of Media。そして、どのように振る舞うか…

全国から集まった、誰のものでもないあなたの"パーソナルフォーカス"26本を上映します。


◆12月16日(日) 16:00〜
小金井市公民館本館4F視聴覚室
武蔵小金井駅南口 連雀通り沿い 徒歩5分
小金井市中町4-15-14 042-383-1184
http://www.city.koganei.lg.jp/map/kominkan.html

☆上映協力券:1,000円【★8ミリカメラ持参の学生割引きあり】
☆終了後、交流会あり。(料金別)
☆問い合わせ:パーソナルフォーカス東京上映 042-387-7035(片山)
info@mistral-japan.co.jp
☆協力:8mmFILM小金井街道プロジェクト


上映作品(各作品3分または50feet)

●Reel-1
1. 橋       平田正孝
2. 光の呼吸    齋藤栄美
3. 窓辺の人    大橋勝
4. じゅうだんくん  吉田滋実
5. Asphalt River  新宅謙吾
6. Low power   阿部瞳子
7. ドーロクのスケッチ  万城目純
8. COUNT 1 to 20   川口弘行
9. 瞬息9       水由章
10.帰郷(ききょう)   滄溟舎
11.多刺 〜TATOO〜  古瀬正紀
12.RAiN        堀江武
13.星のカケラ(HAKANA) 高遠瑛

●Reel-2
14.深・層 Part1      ザ・モンドのすけ
15.おおむね、12才      片山薫
16.彩の輝き(さいのかがやき) ものぐさ会
17.『フジカシングルデート』   村上賢司
18.赤城神社〜毘沙門天    吉本裕美子
19.geography         堀内孝寿
20.東京 8mm/写真/機    前田敏行
21.橋            黒岡洋一
22.思い出の白州      川口肇
23.おしまい駅       戸屋幸子
24.Maru         山本宰
25.まる・さんかく・しかく  中原千代子
26.『福間さんの引越』  櫻井篤史


*作品詳細はこちら(コミュニティ「パーソナルフォーカス」)
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=25227069&comm_id=2815439



*以降、巡回上映予定。

◆2008年1月12日(土) 16:00〜 
ラ・カメラ
下北沢駅南口 茶沢通り沿い 徒歩12分
世田谷区代沢4-44-12  03-3413-9422
http://www.ne.jp/asahi/muen/press/lacamera_html/lc-frame.html

◆2008年1月13日(日)  15:00〜
木乃久兵衛(キノ・キュッヘ)
国立駅南口 富士見通り沿い 徒歩15分
国立市西2-11-32  042-577-5971
http://www1.pbc.ne.jp/users/kino9/
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by film-expression | 2007-12-08 09:19 | イベント

山形国際ドキュメンタリー映画祭2007「8ミリ映画の存続と未来」

山形国際ドキュメンタリー映画祭2007 
★ 8ミリ映画の存続と未来 ★

10/6(土)・10/7(日) 12:00より上映
会場:東北芸術工科大学・デザイン工学実習棟B 映像スタジオ
料金:1日券1,200円(映画祭のチケットがご利用できます)
問合せ:TEL:042-380-8270/info@mistral-japan.co.jp(ミストラルジャパン)
協力:フィルム文化を存続させる会/フィルム・メーカーズ・フィールド

国内最後の8ミリフィルム製造・販売メーカーの富士フイルムは、2006年4月に
発表した販売終了の方針を翌年1月に撤回、約3年〜5年の販売終了の延期を発表し
た。(ただし、1月にまとめ生産して冷凍保存されているフィルムの在庫が無くなれ
ば販売終了になる。)この方針変更の原動力となったのが「フィルム文化を存続させ
る会」をはじめとする8ミリ映画を愛する人々の熱いメッセージであったことは感動
的だ。福岡を拠点として8ミリ全盛時代から20回続けられてきた3分間8ミリ映画
祭の最新版の上映、今後の存続、保存の可能性を検討するシンポジウム等、東北芸術
工科大学の大学祭との連携企画として開催される。

◆フィルム文化を存続させる会   
富士フイルムのシングル8販売終了の発表を契機に、2006年7月に発足したフィルム
文化を愛しその存続のために行動する有志の集まり。シングル8だけでなく、35m
m16mmといった映画フィルムのみならず、銀塩写真も含めたフィルム文化全体の
存続を見すえた活動を目標とする。フィルムメディアの重要性とフィルム需要の拡大
を訴え、各地で上映会やシンポジウムを開催する。シングル8存続へ向けて富士フイ
ルムとの交渉をおこなっている。現在の賛同人数は312人(2007.8.22現在)。


10月6日(土)
12:00
★21世紀の8ミリ作家たち
80年代に8ミリカメラの製造が中止された後にも、中古カメラを買い求めて8ミリ
映画を制作する作家たちは続々と誕生している。16ミリ、35ミリへのワンステッ
プとしてでは無く、様々な映像メディアから敢えて8ミリを選択する作家たちが登場
して来たのだ。特に、デジタルビデオ機器が普及した21世紀を迎えても尚8ミリフィ
ルムにこだわる若い作家たちの作品に注目してみたい。

黄木優寿 「えくおとさず」シリーズ7本
『光の栖』  3min / silent / 2002
『yacht dance』      3min / silent / 2002
『電離層から』    3min / silent / 2003
『蜉蝣鏡』     3min / silent / 2003
『牧童の戴冠式』     3min / silent / 2003
『かはたれの庭』  3min / silent / 2003
『O氏の夢』 3min / silent / 2004
阿部瞳子
『MIZUUMI』 6min / silent / 2005
『High touch』  6min / silent / 2006
『未明のカンガルー』  6min / silent / 2007
ヤジマチサト士『ワイルドホーシズ』 20min / sound / 2004
内村茂太   『僕の新婚旅行』 40min / sound / 2002

14:00
★八粍(ミリ)傑作伝説
8ミリの黄金時代から、劇映画、ドキュメンタリー、実験映画を問わず、8ミリによ
る伝説の傑作が数多く生まれている。めったに上映されることの無いこれらの作品を、
可能な限りオリジナルプリントで、今再び映写してみたい。珠玉の Angel of Media
が暗闇に花開く。

中島崇  『南岸沿』    3min / 1971
居田伊佐雄『杖』      22min / 1974
山崎幹夫 『海辺の記憶』  5min / 1982
鈴木志郎康『剛造ならい』  8min / 1982
石井秀人 『小さな舟』  15min / 1992
川口肇  『Air』  6min / 1992
小池照男 『生態系-9-流砂蝕』13min / 1993
櫻井篤史  『福間さんへ』   3min / 1993
宮田靖子 『Filmy Film-010 ガリレオの部屋』7min / 2001
山田勇男 『トタン街日和』 13min / 2005
以上10作品合計 95min

16:00
★パーソナル・フォーカス2007 33作品
1978年、福岡市に拠点を置く、フィルム・メーカーズ・フィールド(FMF)は、
誰もが8ミリ映画を制作・発表できる環境を作るべく、アンデパンダン方式の3分間
8ミリ映画祭「パーソナルフォーカス」を始動した。最盛期を経て現在に至るまで8
ミリフィルムを取り巻く状況は確実に悪化し続けたにもかかわらず、20回目の今回
までに1000本を超える8ミリ映画が寄せられている。

上映作品
Reel-1
1. タウンスケッチ   黒岡洋一
2. ミッドナイト・ダンス 佐々木 健
3. Air Talk   阿部瞳子
4. SCRAP AND SCRAP  清水浩之
5. ボロニャゴ通り  前田敏行
6. いっぽ!   TUKARIN(ツカリン)
7. H電鉄    増田直行
8. 夜の編集室   夜の編集室
9. humie-san film alive  万城目 純
10.Saigon-Market ユ07   ザ・モンドのすけ
11.ゴジュウカラの種   加藤 到

Reel-2
1.カメラを持った女(ヴェルトフ家の末裔)  桜井智行
2.の.    宮田靖子
3.Hesitation ヘジテイション  池田泰典
4.闘え!カンフーウルフ完結篇  HOTARUIKA.P.D
5.ながめ  野上寿綿実
6.赤面 せきめん  岩澤宏樹
7.2005 MARS/PARIS kodachrome40  太田 曜
8.サイドウォ−ク  諏訪 望
9. はらっぱ  水由 湧
10.サンライト・イズ・ア・ミラクル  水由 章
11.遥夏−HALKA  高遠 瑛

Reel-3
1. 8ミリ-シューター処刑宣告  山崎幹夫
2. 東京都文京区本郷  安武輝昭
3. Berry×4   NAO
4. 多摩川のほとりで猫と暮らしている  内村茂太
5. 5つのめくばせ  新宅謙吾
6. 仲屋荘の夢   能登 勝
7. DANCERS  塩澤禎祐
8. Apr.21st,22 nd 2007  キンタロ
9. 天 罰(てんばち)  國光裕之
10.ここからどこへ   片山 薫
11.suginami-green  川口 肇


10月7日(日)
12:00
★パーソナル・フォーカス2007番外篇
8ミリフィルムの延命期間に少しでも需要を促進させようと急遽募集された番外編、
本年9月30日までの締め切りに、何作品集まるかは未定。出来立てホヤホヤの新作
上映です。
★福間良夫パーソナルフォーカス出品作品集
今年6月急逝したパーソナルフォーカスの仕掛け人福間良夫が、過去19回にわたっ
て出品し続けた作品集を一挙に、追悼上映する。

福間良夫作品    
夢のゆきて       1978(24)
神風          1979(25)
続・神風        1980(26)
ON A SHUTTER       1982(28)
弾機          1983(29)
眼界境域 FIRST SIGHT OF VIEW 1984(30)
オデッサ        1985(31)
みみず         1986(32)
9月のダニ       1987(33)
走れ!映郎'88      1988(34)
福岡パラダイス     1991(37)
若水夜         1993(39)
桜井へ         1994(40)
ガラスの42才     1996(42)
葉月拾遺        1997(43)
櫻井の引越       1998(44)
プラザホテル      2000(46)
415号室       2001(48)  ※旧い号の字、号+虎が本当
針穴と知恵熱      2003(49)  カッコ内は制作時の年齢


14:00
★シンポジウム「8ミリフィルムの未来を考える」
2007年1月に、約3年〜5年の販売終了の延期を発表した富士フイルムのシングル8だ
が、確実にカウントダウンは近づいている。8ミリだけでなく、16ミリ、35ミリ
を含めた映画フィルム全体の需要をいかに増やしていくか? 8ミリフィルムとデジ
タル映像をどう共存させていくのか? フィルム文化存続のためのインフラストラク
チャー(社会的経済・生産基盤の整備)の可能性を、商業現場と教育現場等の状況を
探りながら検証していきたい。

パネリスト
宮田 靖子(8ミリフィルムメーカー/FMF主宰)、波多野哲朗(映像研究家)、大久保賢一(映画評論家/多摩美術大学上野毛映像演劇学科非常勤講師)
司会:水由 章(フィルム文化を存続させる会 事務局長)
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by film-expression | 2007-10-04 22:23 | イベント

教育委員会はこれでイインカイ?!〜『世なおし準公選』上映

教育委員会はこれでイインカイ?!
〜ドキュメンタリー映画『世なおし準公選』を見て、一緒に考えたい

2007年5月19日(土)
場所:国分寺市本多公民館 地下視聴覚室
  東京都国分寺市本多1-7-11(国分寺駅北口)
入場料: 800円

13:30 開場
14:00 こんな教育委員会もあった!(中野)
   〜ドキュメンタリー映画『世なおし準公選』上映
15:00 トーク&トーク「教育委員会は変えられる?!」

※託児:一人につき400円(先着10名まで)
 託児の予約は、5月12日(土)まで
※駐車場はご利用いただけません。
※介助の必要な方はお知らせ下さい。


戦後、日本では教育委員を地域住民の直接選挙(公選) で選んでいたのをご存じですか?

沖縄以外の地域では1947年から56年まで、沖縄では1958年から72年の復帰まで、教育委員の公選制がおこなわれました。教育委員会は役所から独立し、教育予算をくむ権利も持っていました。1956年に「地方教育行政法」が国会に警官隊を導入して強行採決され、教育委員は公選制から任命制になったのです。

ところが、1978年、中野区では教育委員会の傍聴から教育委員の準公選を求める運動がおこり、2万3千人の署名が集まりました。そして、1979年から区民投票による教育委員の準公選制が始まりました。区民の推薦を受けた立候補者に区民が投票し、その結果を参考に区長が委員を任命するしくみです。
教育委員会の回数が増え、夜にも会議が開かれて傍聴者も自由に発言できるようになり、栄養士の全校配置、図書館司書の配置などさまざまな改革がおこなわれました。投票のボイコット運動が展開され、区議会で
反対派が多数になって93年に廃止されるまで、4回にわたって区民投票がおこなわれました。

つい14年前のことです。

これほど圧力をかけて縮小されてきた教育行政への住民参加は、どんな意味や可能性を持つのでしょう? 中野の準公選を記録したドキュメンタリー映画『世なおし準公選』を手がかりに、中野のほか国立、小金井、国分寺、小平などで教育を考える市民グループの方たちにお集まりいただいて話しあう場をもうけます。地域でのとりくみやそれぞれが直面している問題を出し合って、どんなところが問題で、どこをとっかかりに変えていけるのか、わかりやすく実感できる会にしたいと思います。ほうっておくと、どこへ向かうのかあやうい教育改革。保護者や先生はもちろん、地域の方たちもぜひご参加ください!


ドキュメンタリー映画『世なおし準公選—私たちはいま、教育を誰に委ねるのか』

シグロ+記録社共同作品/1989年/57分
監督:西山正啓

1978年に中野で教育委員の準公選が始まってから8年目までを追ったドキュメンタリー映画。活発な議論が交わされる夜の教育委員会の場面は印象的だ。第1回区民投票で選ばれた教育委員の一人は語る。「一般の市民も加わって直接に傍聴されますとね、へたなことも言えない」各地の試みとして東京都調布市、大阪府高槻市、そして沖縄県の例が紹介されている。


主催: 国分寺で映画を見る会 kokubunjieiga@hotmail.co.jp
【問合せ先】
ろばや 東京都国分寺市本多1-6-5 TEL042-321-6190
(火〜金13:00〜17:00)
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by film-expression | 2007-05-18 10:28 | イベント

neoneo坐プレゼンツ 第二回8ミリフィルム映画祭

第二回 8ミリフィルム映画祭
2007年5月17日(木)〜20日(日)・24日(木)〜27日(日)  

8ミリフィルムとは……
70年代にお金のない映像表現者の前に降臨し
いま去っていこうとしている エンジェル・オブ・メディア
にごりやにじみを排除してはならない
それらは創造力の栄養分なのだから
粒子のうごめきと 映写機の駆動音が
天使もおそれるなにものかを醸成する
by 山崎幹夫

5月17日(木) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
20時〜 <シネマトレイン地獄選 ハダカの謝肉祭>
大西健児『ハードキャンディ』1998年/22分
才木浩美『ディシプリン』  1997年/11分
猿山典宏『牢獄ノ祭典』   1996−2006年/4分
小口容子『エンドレス・ラブ』1987年/36分

5月18日(金) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
20時〜 <園子温 8ミリ映画個展〜ダイレクトシネマの疾走>
園 子温『ラブソング』  1984年/15分
園 子温『俺は園子温だ!』1985年/35分
園 子温『愛』      1985年/30分

5月19日(土) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
14時〜 <短篇調査団EX 追悼・浜田英夫監督〜小型映画魂!>
浜田英夫『秋の歌』    1956年/15分/VIDEO版(左写真)
浜田英夫『砂利のふるさと』1957年/15分/白黒/VIDEO版
浜田英夫『若い心の詩』  1957−1969年/55分/白黒/VIDEO版
             撮影・編集:浜田英夫 音楽:長谷川きよし

16時〜 <居田伊佐雄作品集:静かな地球>
居田伊佐雄『Far from the explosive form of fruit』1972年/ 8分
居田伊佐雄『マリリン・マグダリーン』     1972年/ 9分
居田伊佐雄『北半球』             1978年/ 9分
居田伊佐雄『地球の石』            1986年/36分
居田伊佐雄『大きな石小さな夜』1991年/13分/8mm→VIDEO/サイレント

18時〜 <内村茂太 映像個展>
内村茂太『べっぷ・たまがわ』2005年/31分 ほか 8ミリ短編数本上映
ひとり芝居「デニーロ・アプローチ」

5月20日(日) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
<山崎幹夫セレクション>
14時〜
諏訪敦彦 『はなされるギャング』   1984年/85分(中写真)
16時〜
大川戸洋介『風のページェントPART4』1993年/39分
緑川珠見 『サルビア姉妹』      1995年/36分
18時〜
小口詩子 『雨』           1982年/25分
寺嶋真里 『初恋』          1989年/30分
土居晴夏 『父が、燃えた』      1993年/15分
山田勇男 『蒲団龍宮記』       2003年/21分

5月24日(木) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
20時〜 <シネマトレイン傑作選+ 天使の時間 part1>
大西健児『深夜交響曲』1995年/ 5分
栗原みえ『無音の領域』2006年/15分
吉沢陶子『感熱トカゲ』1996年/13分
長屋美保『水星』   1995年/23分

5月25日(金) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
20時〜 <シネマトレイン傑作選+『天使の時間 part2>
栗原みえ『冬凪』      1994年/17分
大西健児『バーボンタイム』 1997年/ 8分
橘  薫『ときめきドッキン』1994年/ 6分
長屋美保『天使待ち』    1996年/37分

5月26日(土) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
<山崎幹夫作品集 幾千歩のあゆみ、そして さらに>
14時〜
吉本裕美子 ギターソロパフォーマンス I 『天空の振り子』
山崎幹夫『極星』1987年/75分(右写真)
16時〜
山崎幹夫『猫夜』1992年/80分
吉本裕美子 ギターソロパフォーマンス II『船酔いの砂漠』
18時〜
山崎幹夫『虚港』1996年/80分

5月27日(日) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
14時〜 <フィルムエイジ・アニメーション80>
1980年創立の老舗アニメーション作家サークルが選ぶ傑作を上映!

16時〜 <パーソナルフォーカス 2007>
20回目を迎えた3分間8ミリフィルムフェスティバル
応募全作品を全国で巡回上映!

各回 1,000円
夜のTALK BAR 17・18・24・25日=1,000円 19・20・26・27日=2,000円

企画:スペースNEO
会場:neoneo坐 (SPACE NEO)
東京都千代田区神田小川町2-10-13-1F
都営新宿線小川町駅 ・丸の内線淡路町駅・
千代田線新御茶ノ水駅 B5出口徒歩1分 ドトール裏
JR御茶ノ水駅 聖橋口より徒歩5分 本郷通り 香取宝飾店奥
http://www.neoneoza.com/
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by film-expression | 2007-05-17 17:01 | イベント

11.24 上映会&シンポジウムVOL.2 配布資料

「フィルム文化を存続させる会」上映会&シンポジウム VOL.2 

 「フィルム文化を存続させる会」、9月18日の第一回上映会&シンポジウムでは、
" エクスぺリメンタルな試み"、" パーソナルな多様性 " と題した2つの傑作選を上映しました。大きなスクリーンに映写された作品群はスリリングで、心躍るものでした。
 今回の第二回では若干、物語映画へシフトした作品を上映します。第一部は1979年から1984年までの作品。これらはいずれも雑誌ぴあの主催するPFF(ぴあフィルムフェスティバル)で上映された作品です。この時期は、PFFがその前史である77年開催の
「ぴあ展」映像部門として始まってからまだ数年ですが、8ミリ映画状況は隆盛で、高校生、大学生たちの作り手たちが全国で拡大していました。PFFへの応募作品数は85年のピーク(760作品)まで増加していきます。もちろん、わずかな16ミリ作品をのぞけば応募作品はすべて8ミリ。
 応募者のなかにはその後、劇場公開の映画を監督するようになった人たちも多く含まれますが、そればかりでなく、超長篇から極短篇まで、8ミリだけが可能な文体を作り上げた作家的個性が次々に登場しました。
 今回の第一部は、その個性を打ち出した作家たちのプログラム。コメディとホラーの領域 (あらゆる映画がこの両ジャンルに含まれると、考えられます)を拡大する批評性持った作品を組みました。香川まさひとの『青春』は一瞬のオチ(お聞き逃しなきよう)に至るまでの呼吸の見事さ、手塚真の『HIGH SCHOOL TERROR』は卓抜な感覚と技術でジャンルへの愛と批評とを表わした作品、風間志織の『0×0』は高校生だった作者が応募用紙に、「ゴダールの『気狂いピエロ』を見てスゴク感動、この作品を自分流に作ってみようと思った」と書いていますが、PFFの審査員の一人だった長崎俊一監督が強く惹きつけられたと言う「晴れ渡ったような暗さ」を持った独自の虚構世界を作り上げる鋭敏な感覚に驚きます。浅野秀二の『この道はいつか来た道』は猟奇と方向感覚の失調とメディア批評とを重ねた(筒井康隆的でもある)作品。エスカレートする状況の滑稽さが秀逸です。
 そして、シンポジウムをはさんだ第二部では、次々に独特な8ミリ映画が登場した年月をはさむ形で、最も早い時期に大林宣彦監督が撮ったアヴァンギャルド作品『中山道』と、それから40年後の山田勇男作品『蒲団龍宮記』。大林作品は、現実にある風景を解体し、再構成する、手と目(身体)とカメラが一体化した8ミリの独自性を表わしているとすれば、山田作品の静寂の世界は8ミリという特異性を忘れさせる「映画」そのもの。
 この両者の豊かさの間にすべての映画があると思うのです。     (大久保賢一)

14:30〜16:30 上映プログラム 1
『青春』 香川まさひと 8mm 4分 1982    
『HIGH-SCHOOL-TERROR 』 手塚眞 8mm 6分 1979   
『 0×0』 風間志織 8mm 23分 1984    
『この道はいつか来た道』 浅野秀二 8mm 80分 1982(DVDでの上映)
 
20:00〜20:40 上映プログラム 2
『中山道』 大林宣彦 8mm(レギュラー8) 16分 1963(DVDでの上映)
『蒲団龍宮記』 山田勇男 8mm 21分 2003


香川まさひと
1960年生 『青春』に続く『バスクリンナイト』(83)をベストワンに推したPFF審査員の大島渚監督に「このような映画がどこから発想されるのか、私には想像もつかなかった。まぎれもなく誰にも真似しようもない個性を持った作家」と言わせた。その後、NHK演芸台本コンテスト最優秀賞受賞を機に脚本家に。『MISTY』(91)『あさってDANCE』(91)『お墓と離婚』(93)『ハサミ男』(04)などの映画化作品、TV作品のほか、マンガ原作も手がける。

手塚真
(シンポジウムの項をご参照下さい)

風間志織
1966年生 PFF84で上映された『0×0』によって、この年から始まった「スカラシッ
プ」の監督に選ばれ、16ミリ作品『イみてーしょん、インテリあ』(89)を監督、同年の8ミリ長篇『メロデ Melodies』をへて、95年の35ミリ作品『冬の河童』以来、
『火星のカノン』(01)『せかいのおわり』(04)と監督。海外映画祭にもコンスタントに作品が招待される。 『非・バランス』(00・冨樫森監督)では脚本を担当。

浅野秀二
1959年生 立教大学卒業後に撮った『この道はいつか来た道』は立教パロディアス・ユニティ製作。黒沢清、万田邦敏らユニティの創立メンバーとは、大学在学中は重なっていないが、その後浅野がリンクス・デジワークス所属のVFXプロデューサーとなって共働することになる。黒沢の『アカルイミライ』(あのクラゲを作った)『回路』『LOFT』『叫』、万田の『ありがとう』、塩田(「この道」に出演)の『どろろ』、といった作品だ。

大林宣彦
1939年生 個人映画、自主映画とよばれた8ミリ映画作りの先達の一人。シングル8登
場以前から8ミリ作品を監督、劇場公開の映画 『HOUSEハウス』(77)『転校生』(82)
以前の16ミリ作品、とりわけ『EMOTION=伝説の午後=いつか見たドラキュラ』(67)が、その後の高校生、大学生に大きな影響を与え、たくさんの若い作家を生み出した。(63年に藤野一友と共作した16ミリ作品『喰べた人』はベルギー国際実験映画祭で特別賞を受賞)日本のコマーシャル・ディレクターの草分けであり、企業外の映像作家が劇場公開作品を監督する道を開いた一人でもあった。最新作『22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語』の公開を控え、10月に『転校生』の再映画化をクランクインした。

山田勇男
1952年生 1977年の8ミリ作品 『スバルの夜』以来、現在まで60本を越えるフィルモ
グラフィーのうち、カンヌ映画祭の批評家週間で上映された 『アンモナイトささやきを聞いた』(92)やドイツのオーバーハウゼン国際映画祭で作家特集が行われ、作品が収蔵された『月球儀少年』(00)、つげ義春原作の『蒸発旅日記』(03)といった35ミリ作品もあり、10本を越える16ミリ作品もあるが、それ以外はすべて8ミリ。山崎幹夫と並ぶ極北の8ミリ映画作家といえる。北海道に生まれ、73年に湊谷夢吉と出会い、同人誌『銀河画報』の設立に参加。寺山修司主宰の「天井桟敷」に入団して、映画の寺山作品の衣装、美術も担当。稲垣足穂や宮沢賢治、湊谷、寺山と呼応するファンタジー、ゆめとうつつの世界を独特の静寂で描き出す作品を作り続ける。映画美術監督木村威夫の監督作『夢幻彷徨  MUGEN SASURAI』(04)では脚本を担当。


17:00〜20:00 
シンポジウム「映画フィルムの多様な可能性について語る」

「フィルム文化を存続させる会」は今年の4月に発足以来、フィルム文化の存続と重要
性について上映会やシンポジウムなどのイベントを行い、社会にアピールをしてきま
した。また来年3月末にせまったシングル8フィルムの販売終了に対して、富士フイル
ムとも話し合いを重ねてきました。しかし、まだ光明を見いだすには至っておりませ
ん。今回のシンポジウムでは、映画フィルムの多様な可能性についてふれながら、フィ
ルム文化存続のために私たちに何が出来るか、どのような行動をしていくべきなのか、
どのような生産基盤の整備が必要なのか、等について、パネラーの方々だけでなく、当
日会場にお越し頂いた皆さんからも御意見を頂きながら、シンポジウムから何かしらの
私たちが進むべき方向性や指針を明らかにできればと考えます。 

パネラー
手塚 眞
1961年8月11日東京生まれ。
高校で8ミリ映画を作りはじめ、コンテストで受賞。大島渚ら映画監督に高く評価される。学生時代は多くの自主映画を製作する傍ら、テレビ番組の製作や映画の出演、雑誌への寄稿を行う。85年、ミュージシャンの近田春夫原案・製作総指揮による長編ミュージカル映画『星くず兄弟の伝説』を監督、全国公開する。 以降、ヴィジュアリストという肩書きで、実験的な短編映画からハイヴィジョン、CGなど、あらゆる映像メディアで先鋭的な作品にチャレンジしている。またイベントの企画、小説の執筆、デジタル・ソフトやCDの製作など、広いフィールドで多才ぶりを発揮している。99年、10年がかりで企画された長編劇映画『白痴』を完成、全国公開。ヴェネチア映画祭に正式招待され、デジタル・アワードを受賞。世界各国の映画祭に参加し、フランスでは劇場公開される。また「宝塚市立手塚治虫記念館」のプロデュースや公式ホームページの総監修など、手塚治虫の遺族としての活動も行っている。 有限会社ネオンテトラ代表取締役。株式会社手塚プロダクション取締役。生誕百年・坂口安吾映画祭実行委員。

芦澤 明子
1951年 東京都出身。青山学院大学卒。
学生時代はちょうど8mm映画ブーム。 8mm映画製作の資金稼ぎに、 ピンク映画の渡辺護監督のもとでアルバイトをしたのがきっかけでカメラの仕事に興味を持つ。 卒業後、東京映画出身の伊東英男カメラマンと出会い、撮影助手の見習いを経て、 押切隆世カメラマンをはじめ、多くのコマーシャルカメラマンのもとで経験を積む。 82年撮影者として独立。
近年の主な撮影作品: 『UNLOVED』(2001 監督:万田邦敏)、 『みすゞ』(2001 監督:五十嵐匠)、『LOFT』(2005 監督:黒沢清)、『サンクチュアリ』(2005 監督:瀬々敬久)、『叫』(2006 監督:黒沢清)、『世界はときどき美しい』(2006 監督:御法川修)、『刺青 堕ちた女郎蜘蛛』(2006 監督:瀬々敬久)
など。
映画以外にCF・ドキュメンタリー・ビデオ作品など多数。 また、コマーシャルの撮影で、舞台となった木造校舎が、 あと数日で壊されてしまうことを知り、映像に残したいとスチールカメラを買いに走り、 ライフワークとして、日本各地の木造校舎の記録写真を撮り続けている。著書に写真集「木造校舎の思い出(関東編)」「木造校舎の思い出(近畿・中国編)」 (情報センター出版局)CD-ROM「木造校舎」(発売:シンフォレスト)がある。

武藤 起一
70年代末からの早大シネ研で『ねこ色の伝説』『イレギュラー・キュービック』など
の映像感覚に優れた8ミリ作品を監督、『闇うつ心臓』(1982、監督長崎俊一、8ミリ)
などの撮影を担当。
1985年より7年間「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」のディレクターを務める。1991年には、映像コンテスト番組「えび天」(TBS系)のレギュラー審査員として辛口な批評で定評を得る。その後、「神戸国際インディペンデント映画祭」のディレクターなどを経て、“映像環境プロデューサー”として、日本の新しい映画状況を切り拓くための様々な活動を展開。1997年に「ニューシネマワークショップ」を開設し、1998年には劇場用映画『アベックモンマリ』を、2001年に『とらばいゆ』をプロデュース。2003年にはNCW製作・配給による初の劇場用長編『アニムスアニマ』をプロデュース。主な著書に「シネマでヒーロー」(俳優編、監督編/ちくま文庫)などがある。

太田 曜
実験映画作家。
映画が画面上に生成する”非日常的空間と運動”による映画、非物語的展開の映画が作り出す”映画的”時間経過を”見る”映画を制作。
実験映画の制作と並行して”実験映画/個人映画/自主映画”等の非映画産業的映画の上映にも関わる。 MALTESE CROSSE VISION 代表。
1953年東京生まれ
1974年日本大学芸術学部美術科(彫刻専攻)入学
1977年〜1987年パリ第8大学映画科でギィ・フィマン、クローデイーヌ・エジィックマン、フランクフルト、シュテーデル美術大学でペーター・クーベルカに実験映画を学ぶ。
1988年〜東京造形大学、日本工学院専門学校芸術学部、非常勤講師
1997年〜実験映画の研究と普及のため MALTESE CROSSE VISION を設立。

コーディネーター
大久保賢一
1950年2月、東京生まれ。大学時代に川喜多和子さん主宰の「シネクラブ研究会」を手伝ったことから、上映活動を始め、16mm映画を作る(担当は製作)。'75年に原正孝(現原将人)らと雑誌「NEW CINEMA EXPRESS」を刊行、CINEMA EXPRESS WAYとして上映活動。'80年代にかけてPFF(ぴあフィルム・フェスティバル)の審査にもかかわる。多摩芸術学園から多摩美大上野毛の非常勤講師に。'80年代なかば以降はロッテ
ルダム、香港、ボンベイ、ダマスカス、仏クレルモン・フェラン、カンヌ、ベルリンなどの映画祭に、日本映画プログラムの手伝い、審査員、プレスとして出かける。FIPRESCI(国際映画批評家連盟)メンバー。コミュニティシネマセンター・メンバー。
著書「荒野より 俳優ウォーレン・オーツ」 「カルチャースタディーズ映画:二
極化する世界映画」ほか。


「フィルム文化を存続させる会」は有志のボランティアで運営しております。活動を支
えるために賛同金・カンパの御協力をお願いします。下記の口座までお振替ください。
特に金額は定めておりませんのでお気持ちで結構です。振替の際は、必ずお名前、ご住
所、電話番号をご記入ください。
郵便振替口座:00100-7-555983  口座名:フィルム文化を存続させる会

賛同人としてご協力いただける方、メールニュースをご希望の方は下記までメールを
お送りください。
info@mistral-japan.co.jp TEL:042-380-8270/FAX:042-380-8271
 
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by film-expression | 2006-11-28 10:38 | イベント

11/24は上映会&シンポジウムVOL.2

11/24アテネ・フランセ文化センターで「フィルム文化を存続させる会」の上映会&シンポジウムVOL.2を開催します。
上映は14:30と20:00の2プログラム。
シンポジウムは17:00~20:00となります。

尚、上映作品のうち『この道はいつか来た道』はDVDでの上映になります。
また、シンポジウムのパネラーで太田曜(実験映画作家)さんが参加されることになりました。

今後の会の活動方針やユーザーがやるべきことについて、シンポジウムにお越し頂いた方皆さんで考えていきたい思っております。奮って御参加下さい!
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by film-expression | 2006-11-23 16:48 | イベント

11.24 上映会&シンポジウムチラシ表

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by film-expression | 2006-11-01 14:16 | イベント


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